公益社団法人 立体駐車場工業会

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機械式駐車場の安全な使用について(要請)

立駐工発第41号
平成25年6月6日

会員 各位

公益社団法人 立体駐車場工業会
会 長 佐 野 博 一

機械式駐車場の安全な使用について(要請)

時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は当工業会の事業運営につきまして、格段のご協力を賜り深く感謝いたします。

さて、既にご存知のとおり、昨年4月、7月に幼児が犠牲となる重大な事故が発生し、消費者庁、国土交通省と連携を取り、会員の皆様のご協力を頂き安全強化対策を実施して参りました。

しかるに6月1日、神奈川県川崎市の機械式立体駐車場(エレベーター方式)にて、利用者が同乗者と共に乗降室内に入り、同乗者がパレットと搬器に挟まれ死亡する事故が発生しました。

事故の詳細については現在調査中のため、真因が明らかになった時点で改めて再発防止策等検討することとなりますが、下記使用上のルールが守られていなかったことは判明しています。
 ①駐車場の乗降室へは運転者以外は立ち入らせないこと。
 ②無人確認を確実に実施すること。

使用上のルール順守については、過日、東京都生活文化局より「機械式立体駐車場の安全な使用について(要望)」(別添参照)が本会に届いております。

この中では、機械式駐車装置の使用者に対して、正しい使い方の周知、装置運転に必要な知識等の説明の徹底と不適正な使用が行われないよう装置自体の改良等、安全対策についての更なる取組みが要望されております。

会員の皆様におかれましては、今回の事故および東京都からの要望等に鑑み、機械式立体駐車場の管理者、取扱者および利用者に対し、それぞれの駐車装置に適応した適正な利用並びに不適正な利用の危険性を改めて周知徹底していただくように要請いたします。

今後とも会員の皆様のご理解、ご協力を賜りますようにお願い申し上げます。

機械式立体駐車場の安全な使用について(要望)

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